本システムは広範囲にわたる分野、例えば薬理学、毒理学、生理学、神経科学等で応用され、研究者に正確で信頼性の高いデータを提供しています。
無線テレメトリ、自由活動
- テレメトリーシステムを採用し、実験動物は自然で自由に活動することができます。これは従来の有線による誘導の行動制限を排除し、実験データの真実性と信頼性を確保します。
- 多チャンネル取得、生理信号指標の全面的なモニター
- 1-8匹の動物を同時にモニターすることができ、実験効率を向上させます。
- 心電、血圧、体温、筋電、脳波等の多項生理情報を採集し、さまざまな研究ニーズを満たします。
高精度センサー、データの信頼性
- 多種類の高精度センサーとフィルタリング方式を採用し、信号の安定性とデータの信頼性を確保し、研究、実験を強力にサポートします。
長時間記録、データ取得
- 動物のサイズと実験ニーズに応じて、異なる容量のバッテリーを選択し、データを1-3ヶ月連続して採集することができます。これは長期間の実験にも対応可能です。
- マグネットスイッチを採用し、必要に応じて電源を外部より簡単にオン/オフできます。これにより消費電力を抑え、長期間の使用が可能になります。
オリジナルソフトウェア、正確な分析
- 専門のデータ解析ソフトウェアを装備し、データのリアルタイム表示、ストレージ、分析、エクスポートをサポートし、研究者が測定データを詳しく分析することを可能にします。データ解析速度が速く、数週間分のデータを数分以内に解析することができます。
応用範囲
- 心血管研究(高血圧、心拍不整)
- 神経科学研究(癲癇モデル、ストレスと不安、睡眠分析)
- 代謝と内分泌研究(糖尿病モデル、肥満)
- 行動学研究(昼夜リズム、痛みモデル)
- 薬理学と毒理学研究(薬物の安全性評価、毒理学的反応)
- 免疫研究(炎症反応、自家免疫疾患)
送信機仕様
送信機型番号 | モニター指標 | サイズ(mm) | 重量(g) |
ECG-DSCF-FS01 | 心電 | 16.5×9.5×7 | 2.3 |
BP-DSCF-FS02 | 血圧 | Φ15×30 | 9.5 |
Temp-DSCF-FS03 | 温度 | 16.5×9.5×7 | 2.3 |
ECG&BP-DSCF-FS04 | 心電+血圧 | Φ15×30 | 9.5 |
EMG-DSCF-FS05 | 筋電 | 16.5×9.5×7 | 2.3 |
EEG-DSCF-FS06 | 脳電 | 16.5×9.5×7 | 2.3 |
EMG&EEG-DSCF-FS07 | 筋電+脳電 | 16.5×9.5×7 | 2.3 |
(送信機は不定期にアップグレードされ、パラメータ指標は実際のサンプルに準じてください。)
心電図波形解析
1.波形解析
- P、Q、R、S、T波及び各種パラメータを自動的に分析し、電位、持続時間時(P、QRS、RR、PR、QT)等を含みます。
- データをExcelにエクスポートし、さらに処理と分析を容易にします。
2. 不整脈解析
- 心房性期外収縮(PAC)、心室性期外収縮(PVC)、心室頻拍(VT)、心室細動(VF)等の不整脈を識別し分析します。
- 不整脈の発生頻度、持続時間を統計し、ロレンツ図(Lorenz Plot)を通じて不整脈の分布を直観的に評価します。
3.心拍変動解析(HRV)
- 頻域分析:フーリエ変換を採用して低周波(LF)、高周波(HF)功率を計算し、交感神経と副交感神経のバランスを評価します。
- 時域分析:SDNN、SDANN、RMSSD、SDSD、pNN50等のパラメータを計算し、自律神経系の機能を深く解析します。
4. QT間隔変動解析
- Bootstrap再サンプリング法を採用してQT間隔とRR間隔の関係を評価し、QT変化分析の科学性と正確性を確保します。
5. 心室遅延電位(VLP)分析
- 不整脈及び室性心頻拍、心筋梗塞、心筋症等の心血管疾患のリスクを予測し、関連研究に有意義データを提供します。